ペイペイ赤字でも大盤振る舞い(投資)を継続した理由が危険過ぎる

最近はキャッシュレス決済も当たり前になりペイペイに続いてアリペイやらラインペイやらエーユーペイやら・・・どんどん増えていますよね(;・∀・)

そんな中やっぱり1番注目を浴びたのはペイペイの

【100億円あげちゃう】キャンペーン!

・・・何でこんなことできちゃうの!?損しないのって疑問が生まれますよね?

・・・さて、今回はそんなペイペイについてのお話。

目次

赤字367億で売上5億!?

ペイペイは先行して【100億円あげちゃう】キャンペーンを実施しました。

2018年12月から実施したのも記憶に新しい所です。

利用額から20%還元されると言う、今まででは考えられない程の大盤振る舞いぶりに日本中が利用者でごった返しました。

期間は4ヶ月設けてあったものの、なんとたった10日で100億円が底をつきました。

結果はなんと2019年3月期の決算にて売上5.9億円。

それに対する経費諸々で371億円投資、結果約367億円程の赤字でした。

ではラインペイはどうだろう・・・同じく営業利益は年を追う毎に赤字幅を増やしているようだ。

その他の新規キャッシュレス決済にいたってもそう、同じ状態の様だ。

ペイペイは大赤字!それでも大盤振る舞い(投資)は続く・・・

大盤振る舞いのキャンペーンは続く中、さらに登録時にキャンペーンと別に決まっているキャンペーンがあります。

  • 決済手数料無し
  • 店舗も2021年9月まで手数料無し

店舗の手数料とは、例えばクレジットカードのカード会社と店舗が提携していてカード払いが可能なお店があった場合、その店舗は顧客がカード払いをした際、数%の手数料をカード会社に支払うという仕組み。

※例えば手数料が10%だとした場合なら、100円の買い物をカード払いしたら、お店はカード会社に100円の10%=10円を支払うという事。

そんな手数料もペイペイ開始から2年間無し!!なのでランニング費用もずっとペイペイ側が持つ事になります。

ソフトバンク(ヤフー)は元々大盤振る舞いだった

PayPay株式会社
【事業内容】:電子商取引
【代表】:代表者 中山一郎(代表取締役社長執行役員CEO)
【主要株主】: ソフトバンク/ヤフー
【設立】:2018年6月15日

ペイペイの主要株主はソフトバンク(ヤフー)。

考えてみたらソフトバンク(ヤフー)は昔から大盤振る舞い体質でした。

ヤフーBB:電話回線を使ったADSLと言う高速通信サービスでインターネットサービスを開始した時には無料モデムを配ったり、ソフトバンクが携帯事業を開始すれば携帯電話を無料で配っていたり・・・

しかしこれはペイペイとは全く違っていて、初期費用(携帯本体やモデム)は無料で契約する事で翌月から利用料を回収できる・・・

この無料で配布するキャンペーンでユーザーを獲得し、利用料で回収する事でしっかりと利益を得ていました。

なのに【100億円あげちゃう】キャンペーンはやるし、もとより利益を生む為の手数料すら取らない・・・

いったいどうやって莫大な赤字を黒字化しようと考えているのか!?

ペイペイの黒字化戦略の展望

ペイペイの戦略その①・2021年9月以降の手数料

前述した・・・

  • 店舗も2021年9月まで手数料無し

これは2021年9月まで無料・・・例えここまでの期間、手数料を自腹で負担する事になってもその後の【マーケティングが取れる】【顧客流入のメリット】さえあれば大盤振る舞いして投資を続けて獲得したペイペイ登録店舗と登録顧客から充分回収が可能と考えているのです。

ペイペイの戦略その②・フリマとモール展開

ペイペイユーザー向きのフリマサイトとモールサイトを展開しました。

ユーザーにとっては特典付きの巨大なマーケットとなります。

大盤振る舞いの投資の結果得た顧客を活用してネット市場からも大きなシェアを掴み取り、回収を念頭に置いている。投資期間後は大きな黒字を見込んでいるという事です。

ペイペイの戦略その③・中国人からのインバウンド

ココが最大のポイント。

中国ではQRコード決済が100%行われています。それだけ普及しているという事。

中国人観光客からすれば当然、QRコード決済を利用したいはずです。

中国でのQRコード決済はアリペイとウィーチャットペイの2択。

そしてペイペイは実はアリペイと業務提携しています。

アリペイを運営するアリババに100億円の投資をし、現在では投資価値は4兆円にまで成長していると言います。

日本ではインバウンド需要を2030年までに現状の3倍を目標に置いています。

そう莫大な投資の大盤振る舞いの理由の1つにその後のインバウンド効果にて中国人観光客からの回収を見込んでいるという事。

この投資により日本での中国人観光客のキャッシュレス決済のシェアを獲得し、今後のインバウンド需要の波にも乗ろうと考えている訳ですね。

まとめ(ペイペイに危険な予感)+読者の皆も今からPCで稼ぐ!

ペイペイに限らずですが大き過ぎる赤字先行投資をしています。

大盤振る舞いのキャンペーン以降の確実な利益見込みがあるという見込みから大き過ぎる投資をしていると言う訳です。

・・・しかし、新型コロナウイルスによるインバウンド需要に対する陰りが見える中・・・

中国経済が低迷も視野に入る中で、果たして全てがそう上手くいくのか・・・

今後のペイペイの命運が気になる所です。

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