シュールストレミングの苦悩、輸送会社5社に断られる
○伊藤謙さんの苦悩その1【輸入許可】
シュールストレミングの原料は【大西洋にしん】
税番号確定と輸入許可をとる必要があり色々な役所で折衝が必要。
ちなみに税関にて実際に缶を開けて確認する必要性があるのですがその際に・・・
『死にそうになりながら検査した』・・・と税関職員は語ったらしいですww
○伊藤謙さんの苦悩その2【輸送コーディネート】
シュールストレミングの輸送、海上便も航空便を受ける会社も皆嫌がり5社に断られた挙げ句、ようやく引き受けて貰うwww
それすら大変な交渉と物凄い苦労があったそうです・・・
各社が輸送拒否する理由は以下☟
輸送が大変な理由としてシュールストレミングは現地スウェーデンでは気温が低い事もあり常温で保管している、しかし日本へ輸送する場合【温度管理】が大変!
温度を安定させないと缶の中では発行が進んでいるので【激臭ガス】で缶がパンパンに膨らんでしまいます。
荷室内で万が一缶を開いてしまった場合は【おぞましい激臭ガス】と【激臭液体】が噴出し他の荷物も売り物のにならなくなると共にコンテナや飛行機自体が一生取れない激臭が付着してしまう事で使用できなくなってしまう。
それが理由です(;・∀・)
ウケる~~・・・お話ですが、実際はマジで笑えない事情なんですねw
伊藤謙が語る【シュールストレミングの悪臭の先にある旨味】
伊藤さんはここまで大変な思いをしてなぜシュールストレミングの輸入を続けるのか?
・・・こう語ります。
『シュールストレミングは本当に変な食べ物です。実は人が食べ物にする理由はそれほどありません。空腹を満たす、栄養を摂取する、美味しい、可愛い、など・・・そんな中で【臭い】という理由で買われる食べ物なんて思いつきません。みんなで悪臭を会で楽しく過ごせる(?)そういう【悪夢のような楽しい時間】を共有して頂きたいと思って輸入しております。』
しかも実際に食べてみると【そんなに不味くありません】
そしてスウェーデンの文化を知って貰いたい気持ちとちゃんと食べて欲しいと言う思いも持って輸入していて捨てたりせずにちゃんと食べて欲しい思いもある様です。
伊藤謙さんは例えとして『スウェーデンの人が日本の鮒寿司をメチャメチャな食べ方をしていたら悲しいでしょ?』と言っています。確かに・・・(;´・ω・)
汚物のような悪臭の先にある、発酵食品の旨味にたどり着いて欲しい。
そして、その経験を思い出として、友達と共有して頂きたいと思っている様です。
幾多の苦労を乗り越えシュールストレミングを輸入する伊藤謙さんは人気ユーチューバー達からも大きく評価され今大注目されていたりしますww
この日本に届く世界一臭い食べ物の缶詰には貿易会社の並々ならぬ情熱も詰まっているのです!!!
コメント